こんにちは!
東西線『南行徳』駅の南口から徒歩2分。
南行徳鍼灸整骨院です!
Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)は、
あまり聞きなれない疾患名ですが、
膝の痛みの原因となりうる一つの疾患です。
膝の手術の後で、膝の動きがスムーズにいかなかったり、膝の怪我をした後で、なかなか痛みが引かなかったりする事があります。
それらの原因の一つとして、膝蓋下脂肪体がきちんと機能していない場合があります。
では膝蓋下脂肪体炎とは、どのようにして起こり、膝の痛みが発生するのかを、ご紹介したいと思います
膝蓋下脂肪体は、膝蓋腱(膝蓋靭帯)の深層にある脂肪の塊です。
膝蓋下脂肪体は大腿骨、膝蓋骨、脛骨の間にあり、空間を確保しています。膝蓋腱(膝蓋靭帯)直下にある、
表層の脂肪体は動きが少なく、深層で膝関節の動きとともに大きく形を変化させます。
膝蓋下脂肪体は半月板や靭帯などのように膝関節の主要な構成要素ではありませんが、
内部に繊細な線維を含み、膝蓋骨の血流を仲介する主要な経路の一つであり、重要な役割を果たしています。
膝蓋骨下脂肪体は、膝関節の動きに同調し、下の図で示したように形を変えます。
膝伸展位で、脂肪体は膝蓋骨とともに引き上げられ、屈曲位で関節内に押し込められる状態となります
関節の空間(膝蓋骨ー大腿骨ー脛骨の隙間)を確保するための器具のようなスペーサーとしてはたらき、大腿四頭筋の生み出した力を効率的に脛骨粗面に伝達しています。
膝蓋下脂肪体の役割は、大きく分けて、5つあります。
1、外力に対するクッション
2、表面を覆う滑膜による関節液の分泌、あるいは潤滑作用
3、関節軟骨面の清掃
4、摩擦や刺激に対する防御機構
5、膝蓋骨、あるいは膝蓋下脂肪体の血流に対するpumping action(ポンプ作用)
以上のように、膝蓋下脂肪体は膝関節にとって、大切な役割を担っています。
膝蓋下脂肪体は膝関節の外傷や、繰り返される機械的刺激が加わることで、
脂肪体自体に小出血や炎症性細胞の浸潤が生じます。
そうすることで、膝蓋下脂肪体に炎症(結合織性の増殖による腫脹)が生じ、
脂肪体の線維化が起こり、脂肪体の柔軟性が低下します。
結果として、大腿脛骨関節や、膝蓋大腿関節で脂肪体の挟み込みが生じ、痛みとして症状が出現します。
Hoffa病(膝蓋下脂肪体炎)は、膝の痛みを訴える疾患です。
膝蓋下脂肪体は膝関節を動かすのに、さまざまな役割を担っています。
膝蓋下脂肪体は、膝関節周辺もしくは膝関節内に病変があり、
膝蓋下脂肪体の働きが悪くなり、痛みが発生します
ですので、膝蓋骨の下付近が痛い場合には、膝関節内などに異常が出ていないかどうかを診てもらうために、一度、受診されることをお勧めいたします。
南行徳鍼灸整骨院では、症状に合わせて、鍼灸治療やマッサージ、
超音波療法などで筋肉の緊張を緩めます。また姿勢不良には骨盤矯正をおこない
骨格にアプローチして改善していきます。
お身体の痛みでお困りの方は南行徳鍼灸整骨院にご相談ください。
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