徐々に気温が下がり始め、朝晩の冷え込みも強くなってまいりました。
当院にも冷えのためか、関節痛など痛みの症状の増悪を訴える方が多く見られます。
今回は冷えと痛みについてです。
まず、冷えると痛くなることを大きくまとめると血流が悪くなることが理由の大部分を締めます。

体が冷えることにより末梢の毛細血管が収縮し、血流が悪くなる。

血流が滞ることにより、組織に必要な毛細血管との物質交換が十分行われず、組織が酸欠状態になる。

酸欠になった組織からは痛みを感じさせる物質が産生されるため、痛みを感じ始める。

痛みを感じると交感神経が優位になり血管を収縮させ、さらに血行が悪くなるという悪循環に陥ってしまいます。

体温は体質も大きく関わってきますが、すぐにできる対策としては運動がとても効果的でしょう。
患部周囲筋肉を稼働させ熱を産生し、周りの軟部組織を柔らかくし、血流の改善が期待できます。

そのほかにも食事や生活習慣、環境も大切な要因となります。

本格的に冬が始まる前に対策を当院ではじめてみてはいかがでしょうか？

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